【J-POP】PerfumeとAKB48の違いから感じる事とは?!

AKB48 ドキュメンタリー映画

元女性アイドル・グループだったPerfumeと現在の女性アイドル・グループAKB48グループ。私にはそれぞれ「オンリー・ワン」と「ナンバー・ワン」という言葉が似あう感じがしています。ドキュメンタリー映画と卒業を通じて感じた個人的な感想を紹介します。

Perfumeの場合

Perfumeのドキュメンタリー映画は2015年10月に公開された「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」で、この1本だけですが、PerfumeがNHKの深夜音楽番組「MUSIC JAPAN」の司会を長年やっていた関係で、NHKが制作したドキュメンタリー番組が数本あって、映画はその続編というか、ややマニアックな作りになっていました。
MJ presents Perfume ドキュメント 今 世界へ

WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT 予告篇

Perfumeをあまり知らない人が見ると退屈な映画じゃないかと思いました。Blu-rayやDVDなどの映像作品に出てくるようなライブ映像が映画館の大スクリーンで観れて迫力の音響で聴けるかも?と期待した人はガッカリだったと思います。そういう意味ではかなりコアなファンに向けてのメッセージが込められた映画だったと思います。

そのコアなファンの一人である宇多丸が観た感想を語っています。AKB48との比較も聴けます。
宇多丸 映画 we are Perfume WORLD Tour 3rd document 感想語る

宇多丸はまだPerfumeが無名だった頃から高く評価をして応援し続けてきたアーティスト(ラッパー/ヒップホップ)なので、AKB48との比較はもちろんPerfume寄りですが、現状のAKB48グループの課題を考える上での重要なメッセージが含まれているような気がしています。

Perfumeには「卒業」は無いと考えています。3人とも同時に結婚したいと言っているので「産休」や「育休」はあるとは思いますが、育児が落ち着いたらカムバックするのではないでしょうか? 安室奈美恵とMAXのケースや、宇多田ヒカルとかyuiとかVANちゃんとか、「卒業」ではなく多くの場合は「産休」と「育休」が多いと思います。

AKB48の場合

こちらはアイドル・ドキュメンタリー映画の金字塔みたいな感じでけっこうな本数がAKB48グループから公開されていますが、私が観たのは2012年1月に公開された2作目の「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on少女たちは傷つきながら、夢を見る」でした。東日本大震災の後であり、積極的に復興支援活動を展開したAKB48グループの姿が印象的でした。
【予告】「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on」/ AKB48[公式]

こちらはYouTubeのレンタルで200円で全編が観れます。(上記の予告編付き)
https://youtu.be/qVwEcFTGA7g

Perfumeと同様に宇多丸の感想が以下で聴けます。
宇多丸が映画「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」を激賞

ここに出てきた「リアル」がけっこうキーワードですね。Perfumeが表現する「リアリティー」とAKB48が表現する「リアリティー」はまったく違っていて、どっちがどっちとか言えないですが、エンターテインメントとして観ると明らかにAKB48の方がアイドルのリアリティーをうまく表現していると思います。

アーティストにとっては表現することは「プロの仕事」であると同時にライフワークというか自己実現の場、もっと言うと「自分という存在そのもの」ではないか?という気がします。アイドルの「卒業」は多くの場合が「転職」なので、今回のAKB48での「寿卒業」は新しい視点でアイドルを考える良いきっかけになるのではないかと考えています。

卒業と結婚

男の場合はそもそも結婚を機に卒業するというのはあり得ないですが、女性社員の場合は一般的には「寿卒業」はけっこうありました。私が勤めていた会社は外資系だったので女性社員の待遇が一般的な日本企業より良かったせいか「産休」や「育休」を取った後で復帰するケースが多かったです。少なくとも「結婚」を機に卒業する人はほとんど居ませんでした。

会社では名前も旧姓を使い続けるので、結婚式と新婚旅行で1週間程度の休暇を取ることぐらいで「結婚」は仕事上では印象が薄かったような気がします。そもそも今の女性社員は平気で2週間とか海外旅行と言って休暇を取るので、それと何ら変わらない感覚でした。

アイドルの卒業はすでに一般化したと思いますが、「寿卒業」がこんなに問題になるのは正直ビックリしました。女性にとっても「結婚」は昔と違って現代社会では仕事にはあまり影響を与えないことのように思えていたので、逆に私の感覚の方が一般と違っていたのかもしれません。

一般的には女性社員が結婚することは職場だけでなく友人や親せきなどが祝福してくれることなのですが、AKB48の場合はメンバーやファンの間で問題になり、ネットで炎上し、結果的には話題作りと認知度アップに多大な貢献をするという妙な納得感があります。サラリーマン時代に使っていた「トラブル駆動型開発」という言葉を思い出します。

少女時代はかつてメンバーの半数以上が事務所公認の公開恋愛をしていた時期があって「熱愛時代」とか書かれていましたが、ファンはそれを楽しんでいたように思います。それが現代女性を象徴するアイドルの本当のリアリティーなのではないか?そんな気がしています。

まとめ

もちろん今ではPerfumeをアイドルとして観る人はほとんど居なくてアーティストにうまく昇華していった例だと思います。私のようなオヤジから観ると、例えば杏里がアイドルとしてデビューした時の酷かった時代を知っていると、その後のアーティストになりプロデューサーになっていくプロセスは信じられない進化を感じるのですが、そういう進化の出発点がアイドルだと思っていた時期がありました。

安室奈美恵とスーパーモンキーズが今やスーパー・アーティストになり、MAXも良い意味でのオンリーワン・アイドルかもしれないと思わせるような存在になっています。

今の時代と上記の例とかはまったく異なっているのですが、ではかつて秋元康が作詞したこの曲を今の小泉今日子が歌うと?
小泉今日子live なんてったってアイドル

AKB48も再度「東京ドームが目標」とか後ろ向きのことを言っていないで、小泉今日子のように数万人規模のほとんどのファンがアウェイのロックフェスとかに出てアイドルをアピールしてみてはいかがでしょうか? 小泉今日子のメッセージはそういうことだと思います。

最近観たテレビ番組で小嶋陽菜と渡辺麻友と指原莉乃が並んで座って話しているシーンがありましたが、私の眼には小嶋陽菜と他の二人の間にはすでに目に見えない境界線が見えた気がしました。つまり立場やジャンル分けではなく、意識の違いとかそういうものが自然に雰囲気として出るのかなあ?とかなんとなく思ったりしましたが・・・

ではでは、きらやん

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