【Mステ】PerfumeやBABYMETALがアイドル新時代を提示?!

Perfume

音楽ブロガー・レジーが「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。4月のMステは通常放送3回という比較的穏やかな感じの放送状況でした。まずは今月のMステで提示された女性アイドルグループの新しいあり方についての話題からどうぞ。

M-ON! Pressの記事から引用

「ブーム」から「文化」へ。アイドル新時代 [1]:Perfume

少し前によく言われていた「アイドル戦国時代」という言葉も今ではすっかり聞かれなくなりましたが、このことが意味しているのは「ブームの沈静化」というよりは「ブームから文化への定着」ということなのかなと思っています。

ヒットチャートにも夏フェスにも地域のお祭りにも当たり前にアイドルグループがいる、という光景はこの先しばらく続きそうな感じです。そんななか で、今のアイドルを取り巻く環境を形作るのに貢献してきた先行ランナーたちは、それぞれのフィールドでアイドルのあり方をアップデートするようなトライを しています。

15日の放送に出演したPerfumeは、映画「ちはやふる」の主題歌として映画ともどもヒットしている「Flash」を披露。

すでに国民的な人気者としての地位を確立していながら、楽曲単位で見ると2007年リリースの「チョコレイト・ディスコ」「ポリリズム」以降なかな か「代表曲」を更新できていない状況が続いていましたが、今回の曲で久々に「世の中のいろいろな場所で流れる楽曲」を獲得できたというのがいちファンとし てとてもうれしいです。

アップテンポで爽快感のあるトラックとは裏腹に、「Flash」のダンスは「静と動」の「静」を強調したもの。一つひとつの動きをていねいに見せる この振り付けは、キャリアを重ねてスキルを磨くとともに「27歳の大人の女性」としての魅力も備わってきた今のPerfumeだからこそできるものではな いでしょうか。

「若い女の子が勢い任せに盛り上げる」という表現スタイルが是とされがちなアイドルシーンにおいて、昨年結成15年を迎えたPerfumeのやっていることは様々なアイドルグループの道しるべになっていると思います(もっとも、簡単にまねできるものではなさそうですが)。

「Flash」が収録されているアルバム『COSMIC EXPLORER』もキャリア最高傑作と呼んで差支えなさそうな素晴らしい作品となっており、今年の夏に予定されている北米ツアーでの大躍進が今からとても楽しみです。

「ブーム」から「文化」へ。アイドル新時代 [2]:BABYMETAL

Perfumeと同じ3人組、同じ事務所、「アイドル×特定の音楽ジャンル」というフォーマット、海外での人気に振り付けを担当している人も同じ、と共通項の多いBABYMETALも22日のMステに出演していました。

先日発売されたアルバム『METAL RESISTANCE』はアメリカのチャートで日本人アーティストとして53年ぶりのトップ40入りという快挙を達成、さらに4月2日にはイギリスのウェ ンブリー・アリーナで日本人初のワンマンライブを実施と、海外のあらゆる場所で旋風を巻き起こしている彼女たち。

まだまだ10代後半の女の子たちではありますが、この日のMステ出演からは「海外のスターがMステに登場」というような風格を感じました。

この日披露された「KARATE」は、YUIMETAL、MOAMETALのコミカルな動きと掛け声にSU-METALののびやかなボーカルが絡む壮大なナンバー。

「アイドル」というとどうしても「あまり実力がない」というイメージと結びつきがちですが、SU-METALの歌声は今の日本の音楽シーン全体においてもトップクラスの説得力をもっていると思います。

この人たちも元はと言えばアイドルグループ「さくら学院」の派生ユニット(「部活動」)として始まったものですが、今となっては「少女がパフォーマンスしている」というエクスキューズを差し引いても成立するような新しいアートの形を提示するまでになりました。

この先どこまで突き抜けてくれるのか、期待せずにはいられません。

「非セクシー×グローバル」の系譜 [1]:PUFFY

15日の放送に出演したPUFFY。デビュー20周年のベスト盤リリースに合わせて、90年代に一世を風靡した「アジアの純真」「愛のしるし」をメ ドレーで披露しました。デビュー当時からの「普通の女の子がなんとなく歌を歌っている」という自然体な感じは維持しながらも、パフォーマンスからはいつの 間にか「大物感」が漂ってきていることにびっくり!

特に大貫亜美の歌声はかなり迫力のあるものになっていて、今回のベスト盤のタイトルが『非脱力派宣言』なのも納得です。

ふたりが活動を通じて発していた「誰に媚を売るでもなく、女子が力まず楽しく過ごしていればそれ自体が表現となる(もちろんその後ろにはたくさんの 努力があったと思いますが)」というメッセージの影響を受けている人は2016年現在でもたくさんいると思いますが、PUFFYが「時代のパイオニア」で あることをあらためて証明するかのようなこの日のステージでした。

「非セクシー×グローバル」の系譜 [2]:きゃりーぱみゅぱみゅ

PUFFYは日本における女性アーティストのひとつの佇まいを決定付けた存在であると同時に、J-POPシーンから海外へ飛び出した先駆者でもあります。

そして、女子として生きることの楽しさを表現しながら海外でも評価を得るということを今の時代にリアルタイムでやっているのが、22日に出演したきゃりーぱみゅぱみゅ。

この日の放送ではワールドツアーにて現地語でのMCに苦労する様子が放送されており、文化の異なる場所で支持を得ることの大変さ、およびそんな状況でも最終的には笑い飛ばしてしまうこの人のたくましさが伝わってきました。

新曲「最&高」の随所に挿入されるオリエンタルなフレーズも、海外のリスナーからの反応を意識したものなのでしょうか。Perfume、BABYMETALと同様、まだまだ行けるところまで行ってほしいなと思います。

[前編]はここまで。[後編]はあの大物バンドの思わぬハプニングなどについてお届けします。5月6日(金)の更新をお待ちください!

TEXT BY レジー(音楽ブロガー)

【2016年4月15日放送分 出演アーティスト】
HKT48「74億分の1の君へ」
ジャニーズWEST「逆転Winner」
Perfume「FLASH」
[Alexandros]「NEW WALL」
PUFFY「アジアの純真」「愛のしるし」
いきものがかり「ありがとう」「じょいふる」
布袋寅泰「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」「8 BEATのシルエット」

【2016年4月22日放送分 出演アーティスト】
Mr.KINGとジャニーズJr.「情熱の色」「Bounce To Night」
きゃりーぱみゅぱみゅ「最&高」
欅坂46「サイレントマジョリティー」
ナオト・インティライミ「together」
BABYMETAL「KARATE」
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「J.S.B. DREAM」
スピッツ「みなと」

【2016年4月29日放送分 出演アーティスト】
Sexy Zone「勝利の日まで」
AI「Story」「みんながみんな英雄」
西野カナ「あなたの好きなところ」
ゴールデンボンバー「水商売をやめてくれないか」
絢香「I believe」
NMB48「甘噛み姫」

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まとめ

Mステだけではなく、MJやCDTVなども入っています。
Perfume FLASH テレビ出演MIX (Mステなど)

のっちがスカートを履いているのがなんとなく違和感を覚えますが、私だけでしょうか?

次はBABYMETALです。
BABYMETAL – KARATE (OFFICIAL)

MステにBABYMETALが出演するのはなんとなく違和感を感じます。それは初音ミクが出演した時と同じ感覚のような気がします。Perfumeやきゃりーは違和感を感じないので、単にテレビへの露出度が低いせいか、Youtubeの観すぎかもしれません。

世界で評価されるのは良いのですが、それに見合った報酬をアーティストがもらえるような世の中になってほしいです。日本ではCDやDVD/BDが売れてアーティスト印税が入りますが、世界では音楽ストリーミングの時代に突入しています。

Apple MusicやSpotifyなどで日本のアーティストの曲を世界中の人が聴いてくれるようになれば、今よりアーティスト印税が入ってくるようになりますね。

【ビートルズ】Spotifyでの再生回数が2億5千万回を突破?!

ではでは、きらやん

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